仕事量のコントロール

日本人は昔から勤勉と言われてきましたが、近年は心の病を抱える人が増えた背景もあり、無理をしないという風潮があります。
とは言え、それは比較的大きな企業でのケースが多く、ほとんどの中小企業はギリギリの人員で余裕の無い状況で仕事を回している状況が続いています。

当然ながら従業員にも負担がのしかかることになりますが、ハードワークとなる場合もあります。
それがやらされ感が強いものであれば負担はかなりのものとなります。

けれどもやる気を伴うものであれば、決して苦にはならないものです。
つまり、会社に対する忠誠心が強いか、あるいは成果が収入とリンクするようであればやりがいをもって取り組むことができるわけです。

同じハードワークであっても心が受ける負担は大きく異なるものとなります。
もちろん、そこには限界もあるので無理をし過ぎると本人が気付かないうちに身体にダメージを受けることになります。
そう考えると、ハードワークを負担と感じるのはある意味身体が発する防衛反応かもしれません。
やる気というアドレナリンが出ている間は疲労を感じにくくなるので、身体がダメージを受けても判らないということになります。

その意味では、自分では大丈夫と思っていても限界を超えることが無いように仕事量をコントロールすることが必要です。
その境界線がどこにあるのか、普段の業務の中で意識しておくことが大切となります。
調子が良い時ほど限界を超えないようにすることです。