介護職はとりわけ身体が資本になる仕事です。
食事や排泄の介助には体力が必要になりますし、夜勤などの勤務体系も肉体的にとてもハードです。
休日出勤や残業などの予定外の出勤も少なくなく、睡眠不足や不規則な生活が続いてしまうこともあります。
そうしたハードワークの結果、体力的に限界を感じてしまうケースも考えられます。

ただ、たとえ身体に辛さを抱えたとしても、すぐに音を上げてしまうのではなく、そうしたハードワークの悪影響をまずは緩和できないかということを考えてみましょう。

体力的に大変なのであれば、もっと睡眠時間を確保できないか工夫してみたり、食事に気を遣って内側から身体をいたわってみたりなど、ハードワークによる身体の疲れを除去することをまずは考えます。
睡眠時間がどうしても確保できないなら、睡眠の質をもっと良くしてみるなど、生活に工夫を凝らすことで体力的な辛さをある程度解消することができるかもしれません。
介護の職業病とも言える腰痛を緩和するために、マッサージや鍼灸を受けてみるのも良いでしょう。

介護に限らず、どんな仕事であっても辛いことはあるものです。
まずはそうした辛さを取り除こうとする努力が大切です。

もしそうした努力をしても解決できないことがあるとしたら、そのときが限界だと見極めて、離職や転職を考えましょう。
同じ介護職であっても、施設によってはより体力的に安心できる職場もあります。
どうしても限界なのだとしたら、そのときは見切りをつけて次に進むことを考えても良いかもしれません。
心身の限界を迎えてしまう前にハードワークから逃れる方法を探してみましょう。